ペアガラスでも結露?原因と解消法をプロが徹底甲斐悦します。  

こんにちは!茨城県鹿嶋市でサッシや窓、ドアなどのリフォームを手掛けている株式会社二葉屋です。鹿嶋市の皆様に支えられながら地域密着で50年以上の実績を積み重ねることができました。


今回はよくお問い合わせをいただく「ペアガラスの結露」についてお話していきます。

最近では断熱性に優れたペアガラスを導入する方が増えています。ペアガラスは結露しにくいものですが、ときには結露に悩まされるケースもあります。

そこで、ペアガラスが結露したときにはどう対処すべきなのか、詳しく解説していきます。



■ペアガラスとは



ペアガラスとは、ガラスが二重になっている構造で「複層ガラス」とも呼ばれます。

ペアガラスはガラスの大手メーカーであるAGCの登録商標です。とはいえ、最近ではペアガラスが多く流通しており、複層ガラスをペアガラスと呼ぶことが増えてきました。

1枚のガラス窓には雨風をしのぐ役割しかありません。これに対してペアガラスには高い断熱性能や遮熱性能が期待できます。

ペアガラスの2枚のガラスの間には空間があり、内側にガスを封入したり真空にしたりして仕上げます。これによって屋外の熱い空気や冷たい空気が室内に伝わりにくくなるのです。



■ペアガラスに結露が発生する原因



ペアガラスは結露が起きにくいものですが、状況によっては結露が発生することもあります。ここからは、結露が起きる原因について考えていきます。


・屋外と室内の温度差

ペアガラスの室内側に結露が発生する場合、その原因は屋外と室内の温度差にあります。

窓の周辺に冷たい空気が溜まると、水蒸気が冷やされて液体になり、窓に付着してしまうのです。

屋外気温が低すぎる場合、たとえペアガラスであっても結露が起きてしまいます。窓ガラス部分だけでなく、サッシ部分に結露が発生することもあります。


・室内の湿度上昇

室内の温度に加え、湿度も結露を引き起こします。

室内が乾燥状態にあれば結露は起こりにくいのですが、湿度が60%を超えると水蒸気が水に変化しやすくなり、結露の付着が起きてしまいます。

冬は室内が乾燥するため加湿器を使う機会が増えますが、加湿によって結露が引き起こされている可能性は低くはありません。

ペアガラスに結露が起きているときには、湿度が最適かをチェックしてみましょう。


・内部結露は封着剤の劣化が原因

ペアガラスの内側に内部結露が発生した場合には注意が必要です。

ペアガラスの2枚のガラスの間にはガスが注入されるか真空状態になっているので、本来は結露の原因となる水分が入り込むことはありません。

しかし、何らかの原因で内側に水分が侵入してしまうと、内部結露が起きてしまうのです。

多くの場合、内部結露の原因はガラスとサッシの間を埋めている封着剤の劣化です。この部分に隙間ができると水分子が入り込みやすくなり、外気の冷えによって結露が発生してしまいます。




■ペアガラスの結露を放置するリスク



ペアガラスの表面や内部に起きた結露を放置するのには大きなリスクがあります。

特に気をつけたいのはカビの繁殖です。高温多湿の環境を好むカビは、結露したサッシや周辺の壁、床などにどんどん繁殖します。

黒カビが生えると見た目が悪くなる上、建材の腐食による建物の劣化も起きてしまいます。

アレルゲンの一種であるカビはアレルギーやアトピーなどを引き起こすこともあるため、早急な対処が必要です。

また、窓の結露が続くと室内の湿度が上がり、ダニが繁殖しやすくなってしまいます。

ダニもカビと同じようにアレルギーやぜんそく、アトピー性皮膚炎を引き起こす要因になるといわれるため、十分気をつけましょう。



■窓表面に発生した結露の解消法



ペアガラスの室内側に結露が起きてしまうときには、以下のように対処してみましょう。


・部屋の換気を行う

寒い時期には、水分を含んだ空気が窓の近くで冷やされるため、結露が起きやすくなります。

室内の湿度が高いほど結露も発生しやすくなるため、適度に換気をして湿度を調整しましょう。

ときどき窓やドアを開けて空気の入れ換えをするだけでも、結露は起こりにくくなります。また、換気扇を使って換気をするのもいい方法です。


・過剰に室温を上げすぎない

室内を温めすぎないことも、結露を防ぐための大切なポイントです。

結露は室内と屋外の温度差が大きいほど発生しやすくなります。寒い時期にはついエアコンやストーブの設定温度を上げすぎてしまいがちですが、これを少し下げるだけでも結露を減らせます。

寒さを感じるときには上着を羽織るなどの工夫をし、上手に冬を乗り切りましょう。


・扇風機やサーキュレーターを活用する

窓周辺で扇風機やサーキュレーターを回すのも、結露を防ぐ効果的な方法です。

扇風機やサーキュレーターで窓付近の空気を循環させれば、冷たい空気や水蒸気が停滞するのを防ぐことができます。また、天井に溜まっている暖かい空気が部屋全体に行き渡り、暖房効率が高まるという嬉しい効果も期待できます。


・観葉植物や水槽の配置を換える

観葉植物は、日当たりのいい窓辺に設置されることが多いものです。

しかし、植物には光合成で水蒸気を放出する性質があるため、窓際に置いていると湿度が高まり結露が起きやすくなります。また、窓辺に花瓶や水槽を置いている場合にも湿度の上昇が起こりやすくなります。

結露が気になる場合には、室内のインテリア配置を見直した方がよいでしょう。


・結露防止シートを活用する

結露のお悩みを改善したいのなら、ホームセンターなどで販売されている結露防止シートを取り入れてみましょう。

結露防止シートとは、シートの内側に空気が含まれたクッションのような製品です。シートで断熱をすることで、外の冷気が室内に伝わりにくくなり、結果として結露が起きにくくなります。



■ペアガラスの内部結露は交換するしかない



ペアガラスの表面に発生した結露は工夫次第で改善が可能です。しかし、ペアガラス内部に結露が発生してしまった場合は、残念ながら窓ごと交換するしかありません。

室内と室外の温度差を調整すれば結露は一時的に消えますが、内部に水分が残っていると再び結露が発生します。 内部結露を放っておくとガラスがくもりやすくなる上、断熱性の低下やガラスの劣化も起こりやすくなります。

ペアガラスに内部結露が起きているときには、早めにメーカーや業者に相談しましょう。



■窓リフォームなら株式会社二葉屋にお任せください!



株式会社二葉屋は茨城県鹿嶋市で50年以上にわたり、サッシや窓、ドアなどのリフォームを手掛けている会社です。

ここからは、当社の特徴や強みをご紹介していきます。


・低コストかつ高品質な、自社一貫施工

当社では、現場の調査から図面の作成、施工までをワンストップで手掛けています。

自社一貫での施工には、費用や時間を節約しながら品質をキープできるというメリットがあります。また、他社を通さないので、お客様のニーズをそのままの形で実現できます。


・鹿嶋市に貢献する地域密着企業

金物屋からスタートした当社は、これまで50年以上にわたって地域に貢献してきました。

毎年6月には「二葉屋まつり」を開催し、ワンコインでの網戸の貼り替えや移動展示、施工事例の紹介などをしています。


・豊富な専門知識と高い技術力


半世紀にわたってサッシ類の施工を手掛けてきた当社には、豊富なノウハウがあります。

お客様のニーズを聞き取り、専門業者ならではの施工を実施していますので、安心してお任せください。